2024.02.10
【映画】夜明けのすべて 2024劇場鑑賞17本目
前作「ケイコ目を澄ませて」の三宅唱監督
『夜明けのすべて』
いやいや優しいいい映画でした。
16mmフィルムの優しくキレイな絵も素晴らしかったし、何より生きづらさを感じているひとたちにキレイごとじゃなく関わる優しさの映画。
夜明け前が一番暗い。
でも暗いからこそ未来の明るさに希望を持つことができる。
私も今は周りのひとたちの優しさで幸せに暮らしていますが、自分で工夫してコントロールしないと悪い方向に向かう傾向があります。
だからこそ、生きてるっていいぜって、苦しんでいるひとに伝えていきたいと勝手に強くおもっています。
人生は、いいことばっかりでもないし、たのしいことばっかりでもないです。
でも、たまに少しだけいいことがあれば生きていける。
そのいいことはひとが起こしてくれるのではなく、自分がそう感じるかだとおもいます。
その中で私たちができることは、誰かに期待だけする事じゃなく、誰も何もしてくれないと責めることでもなく、自分からまわりに少しだけ興味をもってみること。
たとえばたまにすれ違うひとにあいさつしてみたり、困ってるひとがいたら照れずに手を貸してみたり。
無理のない程度に、少しだけ踏み出してみたら、意外と世界は優しいと気付けるとおもいます。
私は、悩みながら、もがきながら、でも生きていたいから工夫しながら、映画からこういうことをたくさん教えてもらって今がある。
そんな気持ちを思い出すことができた映画でした。
おススメです!
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