ヴィム・ヴェンダース監督
役所広司主演
『PERFECT DAYS』
ドキュメンタリー映画も多く撮るヴィム・ヴェンダース監督ならではの東京の日常の切り取り方で、劇映画ですがこんな男が実在するかのように感じさせてくれるつくりになっています。
そして、その実在するかのような男を実在するかのように演じる役所広司。
スゴイです。
その、キッチリキッチリ男の日常が、他者によって少しずつ乱されていき、
ラストシーンでの泣いてはいるが幸せそうな顔。
キャッチコピーの「こんなふうに生きていけたなら」に引っ張られて、何でもない日常の中の喜びみたいな物語だと思っていましたが、エンディングの「木漏れ日」の解説で私の解釈は変わりました。
いろいろあるから人生は楽しい。
感情が動くと書いて感動なんだ。(これは昔、前田日明が言っていたような)
恐れず焦らず生きていこう。
と新年そうそう思いを新たにできました!
退屈そうなのに、絵が綺麗過ぎて全然眠くならない素晴らしい映画でした。
ヴィム・ヴェンダース監督はベタですが
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』
『ソウル・オブ・マン』
のサントラ買ったなあ。
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